JISHA方式適格OSHMS
認証の特色とメリット
企業のOSHMSについていわゆる外部認証を受けることのメリットとしては、次のようなことが考えられます。
- その規格や基準が定める要件を満たすための改善を通じたシステムの質の向上
- 社会的通用性のある認証の取得による対外的訴求力及び社員の安全意識の強化
- 認証機関による審査を受ける過程での専門的知識・ノウハウの獲得
特にJISHA方式適格OSHMS認証には次のような特色があり、これらのメリットを最大限に引き出すことができます。
JISHA方式適格OSHMS基準の優位性・・・国際的にも通用する、日本企業に適した認証基準
JISHA方式適格OSHMS基準(適格基準)(PDF 303KB)の内容が、厚生労働省のOSHMS指針 (安全衛生情報センターホームページ)に準拠していることに加え、日本の企業における安全衛生管理、安全衛生活動の実態に即した、OSHMS導入の効果が上がりやすいものになっていることです。
我が国企業では、労働安全衛生法の規定に従い安全衛生委員会等を通じて現場の労働者も安全衛生管理に参画・協力する仕組みを構築した上で、それぞれ創意工夫してKY、ヒヤリハット、4Sなどの活動を実施し、効果を上げています。
適格基準は、要求事項の中にこうした要素を反映させることにより、労使協力による取り組みや現場で定着している安全衛生活動の有効性が更に発揮されることとなるよう配慮したものになっています。
なお、適格基準の国際性については、こちら(適格基準の国際性)をご覧ください。
※JISHA方式適格OSHMS基準の新旧対照表(令和2年4月1日)(PDF 249KB)
中災防(JISHA)のサービスへの高い信頼性・・・企業の社会的責任を強力にサポート
我が国の主要事業主団体、多数の有力企業を会員とする中災防が行う専門的サービスの1つであり、社員や協力会社に安心感を与えると同時に、顧客、株主などの利害関係者に対し、自信をもってアピールできることです。
中災防は、労働災害防止団体法に基づき設立された団体であり、会長には(一社)日本経済団体連合会会長が就任し、我が国の労働安全衛生水準の向上をリードする役割を果たしています。中災防会長名により発行される認証状は、企業の社会的責任への配慮を内外に示す上でも最適なものといえるでしょう。
高度の専門性に裏付けられた評価サービスの提供・・・認証取得による実質的効果を重視
安全衛生マネジメントシステム審査センターが長年にわたる安全衛生関係事業の実施を通じて得た豊富な知識・経験を生かしつつ、的確な指摘や改善の機会が示せることです。
システムを基準に合うように構築し運用していれば、とりあえず認証を受けることは可能です。 しかし、それは、実際の安全衛生管理や安全衛生活動に何も問題がないことを意味するものではありません。 労働災害防止の効果を高めるためには、基準に定められたことをただ単に実施するだけでなく、できるだけ良いやり方で実施することが重要です。
安全衛生マネジメントシステム審査センターの評価員は、事業場に対して、安全衛生管理や安全衛生活動の「改善の余地」や「今後努力すべきこと」といった改善の機会を示すことでシステムの実効が上がるよう支援します。